映画「罪の声」感想。実話をモチーフに描かれた事件に巻き込まれた子どもたちの人生。

メンタル
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今日は妻と映画を観てきました。タイトルは「罪の声」。

この映画は,塩田武士さんのサスペンス小説が映画化されたもので,作品は1984年に発生したグリコ・森永事件をモチーフにしていまます。

犯罪に利用された子どもたちの人生について考えさせらる物語です。

この映画を観て,正義や大義の裏には暴力,虐待,犠牲,代償,スケープゴートがあるっていうことを再確認しました。

革命,変革,英雄,争いなど正義というものの裏では,ただ生き延びるために,何の抵抗もできず,一方的に傷つけられている人々がいるのです。

臨床心理士の信田さよ子さんがいっている,家庭で起きていることは歴史や政治と相似しているということを改めて確信しました。

また,國分功一郎さんの「暇と退屈の倫理学」を思い出しました。正義や大義を振りかざして,革命だの変革だの叫んでいる人々は,本当は自分の退屈に耐えられないから,そのような幻想に身を投じているということ。

僕も,暴力と争い,裏切り,タブーの蔓延る家庭で育ち,その世界を生き延びる術を学習しました。しかし,一般の世界では,そこで学んだ知識と技術は全く通用しません。むしろ,そこで学び,信じてきたことは,生きづらさと苦しみを自分にもたらします。

犠牲を伴う改革や変革の末に行き着いた,この恵まれた社会,豊かな社会,成熟した社会の恩恵を受けながら生きる僕たちは,声を上げることを許されないのでしょうか。この社会を作り上げたとされる人々(親のような存在)に従い,その人たちが犯した暴力や支配を称賛するだけでいいのでしょうか?そして,その罪を次の世代へ引き継いでいいのでしょうか?

僕たちが抱く,正義感は本当に正義なのでしょうか?そもそも正義など存在するのでしょうか?

僕は,生きづらさや不器用さを抱えながらも,上の世代が見過ごしてきた罪を次の世代へ引き継がないように生きていたいと思います。

是非,一度ご覧になってみてください。

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